制作事例

スタジャン復活!!

2016年12月01日

スタジャンビフォー

かなり前のスタジャンですが、ほとんど着ないでクローゼットに下げていたらメインの文字のレザーがボロボロになってしまったとのことです。
ほんとに文字部分以外は、犬の刺繍も袖の皮もぜんぜんしっかりしているのにとてももったいないです。
なので文字の再生にチャレンジしてみました。
ボロボロな文字(レザー)

こんな感じでボロボロなのです(T T)
裏地外し

まずは裏地の両脇をミシンのアームが入って刺繍できるくらいほどきます。
作業終了後にまた縫ってもどします。
文字取り外し

次にリッパーでボロボロの文字を取り外します。その際、あとで新しい文字を貼り付ける位置がわかるように、微妙に糸を残しながら取り外しました。
文字の取り外し完了

全ての文字をとりはずし終えました。
文字作成その1

次に、事前にコピー機で文字をスキャンしておいた画像をもとに、切文字を作成します。輪郭だけを走り縫いします。
文字作成その2

それぞれを切り取ります。
7

文字が完成しました。
文字の縫付

あとは一文字ずつ縫い付ければOK!
文字縫付完了

全ての文字を縫付完了しました。
再生文字アップ”BOB"

再生文字アップ”BEAGLE”

きれいに文字を再生することができました(^^)v
あとは裏地を元通りに縫えば完成です。

今回のスタジャンはフェルト地だったのでやりやすかったです。文字をほどいたときの針目も目立ちませんでした。
これがレザーや合皮だったら針目が残るので、文字をオリジナルよりも大きくして針目跡を隠すようにしなければならないと思います。

このページのトップへ